チニアシ10
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説明
チニアシ10 2022年7月28日発行
作者の故郷であり、今現在の拠点でもある長野県ならではの食べ物について描き、綴る。
小さい頃の記憶を辿りながらその歴史についても調べていくと、その食べ物がこの地に根付いた深い理由がわかった。
この土地を愛し、食べ物を産む自然に感謝の思いを込めながら、慎ましく、堅実に生きていた先人たちの息遣いを今の世の中に少しでも伝えたいと思い描いた。
2022年7月に開催した長野県伊那文化会館での個展「たべる、えがく、いきる展」に合わせて制作したワークショップ「信州たべものすごろく」と連動した内容になっている。
ーーーーーー「チニアシ10 」詳細 ーーーーーーー
本文 28p
A5サイズ
手製本
「もくじ」
足元の「地」を知る。伝える。山の民、信州人。わたしたちはなにを食べてきたのか?
八百屋のまかない飯第16話
- 付録
「信州たべものすごろく」すごろく盤、シール、台紙
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~
おふくろの味が冷凍食品に。
食卓から姿を消し、お土産屋さんで息をひそめる郷土料理。
どこの店も豊富な品揃え。
いつどこでもなんでも手に入る時代。
昔はよかった。
でも、
昔は昔で、過酷だった。
おやきを作るのに忙しかった女性は、
パソコンを手に、稼ぐことができるようになった。
さまざまな仕事を選ぶことのできる世の中、本当にありがとう。
絵筆を手にさせてもらったわたしは、何をしよう。
その昔、農家の子と商家の子で差が生まれたように、
蛍光灯の下で、緑や季節の移ろいを求めているように、
どっちかだけじゃ、だめなんだ。
八百屋だった時からずっと悩んでいる。
農と商のはざまで、
わたしが、みんなが、
それぞれに合った形で
いきいきと生きることができる世の中は、
ーーーーどこにある。
~
(裏表紙より引用)
『漆原 さくら』のおいしい本屋|公式サイト
漆原 さくら
食を題材に絵描きとして活動する『漆原 さくら』の公式サイトです。日々の体験を水彩画、日本画、レシピ、コミックエッセイ、文章で表現し、 手製本の小冊子にして毎月パーソナルマガジン【チニアシ】を発行中。食べ物の食感、におい、それを取り巻くストーリーを込めて、思わずお腹が鳴ってしまいそうな、あたたかみある絵をお届けいたします。
代表者 | 漆原 さくら |
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住所 |
〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町伊那富3351-101 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 土、日、祝日 |
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