『漆原 さくら』のおいしい本屋 漆原 さくら

チニアシ13

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説明

チニアシ13 2023 はる

 

2021年秋に独立してから制作しているシリーズ、地に足着いた暮らしを目指すパーソナルマガジン、チニアシの最新号が完成しました。

チニアシは、漆原がひとりで内容を企画し、取材、制作。
校正と製本ではお手伝いさんのお力をお借りして、自宅で小部数のみ発行しています。

 

今回は製本と梱包方法を大きく変えてみました。

というのも、特集が「自分らしいプラスチックフリーな食材調達」ということで、
紙や糸など、土に還る素材にこだわっています。

今までなんとなくモヤモヤしながらビニール袋のパッケージに入れておりましたが、
今回、思い描いていた方向に大きく踏み込むことができ、しみじみよかったと感じています。

 

 

また作業場にこもらず積極的に外へ飛び出し、
自分の足でプラスチックフリーな食材調達をしていく過程で、
たくさんの方との出会いを描くことができました。

ご出演いただいたのは、

 

赤羽豆腐店さん(辰野町)
マルニスーパーさん(辰野町)
comoru 天然酵母パンと小さなカフェ さん(辰野町)
ORGANIC MARKET CAMBIOさん(岡谷市)
耕芸くくさん (南箕輪村)
量り売り 巣やす屋さん (飯田市)

 

そして、心やさしいみなさまに文章校正や製本をお手伝いいただきました。

 

ーーーーーー「チニアシ13 2023 はる 」詳細 ーーーーーーー

本文 56p
A5サイズ
手製本

「もくじ」
プロローグ
うつくしい村
自分らしいプラスチックフリーの食材調達(未だ模索中)
春の肴とお酒の風景
てづくりしょうゆが完成しました!

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〜特集 「自分らしいプラスチックフリーの食材調達(未だ模索中)」〜

 プラスチックに対する複雑な思いは、八百屋として働いていた頃から抱いていた。

 生鮮食品を売っていく上で、「新鮮なまま」「少量ずつ」「お家まで配達」といった消費者のニーズに応えるためにプラスチック包装は欠かせないものだ。きれいに水洗いされて美しくプラスチック包装の中に収まった野菜たちは店頭を彩り、お客様に喜ばれた。しかし、野菜たちが農家さんの元からやってきたばかりの頃、泥だらけで奔放だった姿を思い出すとその姿は少し窮屈そうで、役目を終えたプラスチック包装がどんどんとゴミ箱行きになっていく様子を見ていると、畑と台所が地続きにならないやるせなさをずっと胸の内に抱いていた。

 その後八百屋を退職し、今度は自分の手で食べ物を作りながら絵を描こうと独立した。しかしやってみるとすぐに自給自足ができるでわけでもなく、結局はひとりの消費者になってプラスチック包装された商品を買うことが当たり前になっていた。

 それでも私の心中にはずっと今まで、あの薄くて透明なプラスチックを取り払って向こう側の大自然に入り込みたいという思いが息をひそめている。

 

『漆原 さくら』のおいしい本屋|公式サイト

『漆原 さくら』のおいしい本屋 漆原 さくら

食を題材に絵描きとして活動する『漆原 さくら』の公式サイトです。日々の体験を水彩画、日本画、レシピ、コミックエッセイ、文章で表現し、 手製本の小冊子にして毎月パーソナルマガジン【チニアシ】を発行中。食べ物の食感、におい、それを取り巻くストーリーを込めて、思わずお腹が鳴ってしまいそうな、あたたかみある絵をお届けいたします。

代表者 漆原 さくら
住所 〒399-0428 
長野県上伊那郡辰野町伊那富3351-101
営業時間 10:00~18:00
定休日 土、日、祝日
E-mail contact@urushihara-sakura.com

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