八百屋の絵描き帖2019 なつ〜あき
説明
八百屋として日々店頭に立っていた頃の生の体験、感動が詰まったシリーズ。
2019年夏〜秋のはじまりのエピソードをまとめました。
表紙に描いたのはあまり市場に出ない「オクラの花」。
夏の早朝にぱっと花開き、昼には花びらを閉じてしまいます。
農家さんは朝早くに収穫してくださいますが、翌日には傷んでしまうため、
その日のうちがおいしく味えるタイムリミット。
さっと茹でて、冷やしておいたのをツルンッと味わうのがとてもおいしく、
はっとするようなその美しさは、夏の八百屋の店頭を彩ります。
夏野菜のたのしいレシピ、野菜キャラクターとたぬきのコミックエッセイも満載。
また、間に挟んだ「ちいさなエッセイ」という文章がメインのページも効いています。
詳細ーーーーーーーーー
2019年11月26日発行
A5サイズ
本文32ページ
印刷所での印刷・製本
もくじ
●野菜の花屋へようこそ
●ちいさなエッセイ①
●お新香修行その一
●スティッキオの葉っぱで
●たぬきの部屋シリーズ
●ちいさなエッセイ②
●たぬきのはじめてのお中元
●見るレシピ
●ちいさなエッセイ③
●ぶどう図鑑
●くだものキャラメリゼ
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明日になってみないとわからない。
明日のこころも、からだも、天気も、とれるやさいも、わからない。
なんとなく いい気分の夕ぐれどきに
さっき畑からやってきたばかりというような冴えた青色の、
みずみずしい菜っ葉と出会い、
「あぁ、おいしそう。」
と、思ったら、
それを頂くのが
いちばんしあわせなことです。
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(本文より)